-
1
- 剥離作業(ワックス除去)
-
すでに塗ってあるワックスを剥離剤を使ってはがす作業です。
フローリング等の木製品は水分に弱い為なるべく早く作業を 終わらせなければなりません。
早いだけではワックスが取りきれない場合がありますので、その時のワックスの濃さ、薄さ、フローリングの特性、剥離剤の選定等、経験とスピードが要求されます。
-
2
- フローリング表面の掃除
-
剥離が終わった後はフローリング表面の掃除も兼ねて主に素地調整をします。
付着物や汚れを除去してコーティングに最適な表面を 作り上げていきます。
ここで不具合等を見逃すとコーティング塗布後そのまま浮き上がってきます。
従って慎重かつスピーディな 作業が求められます。
-
3
- 幅木養生
-
幅木や施工範囲外等に養生テープを貼ることで付けてはいけない場所、塗りたくない場所を覆い隠し、コーティング剤が幅木に付着するのを防ぎます。
養生テープがシワシワだったり高さがバラバラになるとその効果は薄れるので慎重に貼っていきます。
-
4
- 傷補修
-
フローリング表面にある目立つ傷に樹脂を溶かしこんで平坦にします。
フローリング材にもよりますが、凹凸に樹脂を入れて表面をフラットにする事で、ヘコミ・キズを目立たなくすることができます。
時には傷や塗料の性質に合わせた補修を行っていきます。
-
5
- 掃除機、マイクロダスター(ホコリを取り除く)作業
-
コーティングを塗る直前の大事な仕上げ作業です。
隅々まで掃除機をあててホコリが出ると考えられる場所を 全部吸い取っていきます。
作業員はもちろん自分の体からホコリが出ないように無塵状態にして 取り掛かります。
掃除機の後まだ3工程のホコリ対策を組んで限りなく無塵状態に近づけコーティング内にホコリが侵入するのを防ぎます。
-
6
- 塗布作業(ベース剤)
-
ここからメインのコーティング塗布作業です。
フローリング表面塗装には コーティングが付きにくいものも有ります。
その密着の程度を均一に する為下地剤というものをベースに入れます。
その時の適切な配合を 考えて施工していきます。
-
7
- 塗布作業(トップ剤)
-
細かく点検した後、しっかりと整ったベース剤の上にトップコートを塗っていきます。
塗りムラ、塗り残し等がないか、手順や塗布量は間違っていないか、長年の経験とデータにそって丁寧に確実に仕上げていきます。
-
8
- 紫外線照射 (UVコートの場合)
-
強いコーティング膜を形成するのに欠かせない最終の仕上げ作業です。
床面から一定の距離に照射機を固定してゆっくりとスライドさせながら 固めていきます。
一定の速度で自分の足場を確保しながら照射に ムラがないか確認しながら仕上げていきます。
-
9
- 手直し
-
射後、不具合、毛やゴミの混入がないかチェックをいれます。
もし 不具合等が有ればその部分を養生テープで囲い研磨していきます 凹凸に研磨をいれることでフローリング表面をフラットな状態にして 再コートする事で綺麗に直すことが出来ます。